お口の健康が、大腸の健康を守る!
実は口内の細菌が唾液や血液を介して大腸に到達し、炎症の引き金になる可能性があることをご存じですか?
最新の研究では、マウスケアの不足が大腸がんのリスクを高めるという報告も…!
✔ 歯磨きや舌みがきが大腸の健康を守る理由
✔ 口内環境が腸内環境に影響を与えるメカニズム
✔ 今すぐできる予防法とは?
「口と腸は別物」と思っていたら要注意!
今日からできる簡単なケア方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
日本における大腸がんの増加とその原因
2023年に発表された日本人のがん死亡率の最新統計によると、大腸がんの罹患率が依然として上昇しています。一方、欧米諸国ではがん全体の罹患率が減少傾向にあります。この違いの背景には、欧米化の食生活傾向だけでなく、日本人の腸内細菌環境が大きく関与していると考えられています。さらに、近年の研究では口腔内の常在細菌が大腸に影響を与えることが明らかになり、大腸ポリープのリスク要因の一つとして注目されています。

口腔内細菌が大腸に与える影響
口と腸の関係については、約7年前から口腔内の常在菌が腸に悪影響を及ぼすことが指摘されてきました。特に、大腸ポリープの決定的な原因とされる**ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)**をはじめとする口腔内細菌が、唾液や血液を介して大腸に届き、次のような影響を及ぼすことが報告されています。
- 腸内細菌叢の悪玉菌優位化
口腔内細菌が大腸に到達すると、腸内細菌のバランスを崩し、悪玉菌の増殖を促進します。
それだけでなくさらに、日常的に何気なく貧血防止に鉄剤を服用している場合は、この腸内細菌を丸め込み体外への排出を拒むというのです。体内のバランスを考慮したサプリの摂取も必要になります。 - 大腸の内壁の炎症
口腔内細菌は大腸の粘膜を刺激し、炎症を引き起こすことで大腸がんのリスクを高めます。
具体的には腸内壁の刺激にとどまらず炎症を併発して、血液への透過性(リーキーガット症候群)を助長してしまうというのです。 - 鉄欠乏による悪玉菌の増殖
大腸内の炎症が進行すると、善玉菌が定着できずに本来善玉菌が必要とする適量の鉄の吸収力が低下し、鉄を得ることで増殖する悪玉菌に有利な環境が整ってしまいます。
口腔内細菌が増える原因とその対策
口腔内細菌の増加は、日々の生活習慣と密接に関係しています。その一つが**プラーク(歯垢)**の蓄積です。プラークは、口腔内細菌が排出する代謝物(主に乳酸)が時間とともに変化して形成され、虫歯だけでなく、歯周病や全身の炎症にも関与します。つまり、口腔ケアの不足が全身の健康を損なう可能性があるのです。
実践編:大腸の健康を守るための口腔ケア習慣

- ネバネバを感じたらすぐにブラッシング
口の中がネバつくのは細菌が増殖しているサイン。プラークを作ることで細菌も生きるために定着できる手段を得るために知恵を絞っています。食後の虫歯予防のような歯磨きではなく、こまめなブラッシングでネバつきを落とすだけでも充分細菌の増殖を防げます。 - たっぷりの水で口をすすぐ
汚れはかき出しただけでなく、水で流すことで排泄されます。唾液による自然な洗浄効果を補うためにも、たっぷりの水で細菌を洗い流すことが重要です。 - 朝起きたら白湯を飲む前に歯磨きをする
就寝中に増えた口腔内細菌をそのまま飲み込まず、しっかりとブラッシングで取り除きましょう。 - 食物繊維を意識して摂取する
食物繊維は便の材料となるだけでなく、腸内環境を整える重要な役割を果たします。- 短鎖脂肪酸(SCFA)の産生
食物繊維が腸内細菌によって発酵されると、短鎖脂肪酸が生成され、炎症を抑える効果が期待できます。
- 短鎖脂肪酸(SCFA)の産生
- 舌の掃除を習慣化する
舌には多くの細菌が付着しているため、専用のブラシやスクレーパーを使って清潔に保ちましょう。
最近ではアーユルベーダの舌みがきのグッズも市販されています。
注意点は、絶対に出血させないこと。血液に乗って細菌が大腸に到達しないためにも、優しいケアを心がけましょう。 - 体の変化に敏感になり、自分を本気で満たす
ストレスや食生活の乱れは腸内環境に影響を与えます。自分自身の健康を意識し、ゆっくりと習慣化できるような無理のない適切なケアを心がけることが重要です。
まとめ
お口の健康と大腸の健康は密接に関係しています。特に、日本では大腸がんの増加が深刻な問題となっており、その背景には口腔内細菌の影響も大きく関与しています。大腸の健康を守るためには、日々の口腔ケアと腸内環境を整える食生活が欠かせません。
今日からできるシンプルな習慣として、
- 朝起床後の歯磨きを徹底する
- ネバつきには敏感に。
- 食物繊維をプラスワン
この3つを実践することで、腸の健康を守り、ひいては大腸がんのリスクを低減することにつながります。日々の小さな積み重ねが、将来の健康を大きく左右するのです。
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